今まで勉強したいと思っていたことと、現在の自分の心理状態についてお話します。
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熱や流体について理学部のように基礎理論を学ぶというよりは工学部の立場でそれらの学問の実践的な使い方を学びたいと思い大学院に入学した。そのきっかけを作ってくらたのはF1だった。「ダウンフォース」という言葉や「エンジンオーバーヒート」という言葉が実況者から頻繁に聞こえてきた。なんとなく興味を持っていたが、大学の勉強がかなり忙しく*1、それをプライベートで学習する余裕が無かった。*2
同時に一般の自動車にも興味を抱いていた。そして大学3年冬の頃に「今の理学部ではF1や自動車のことを作り手の視点から深く理解できない。今興味のあることは物理よりもより実践的な工学だ。ならば大学院入学を境に工学部に転身してみてはどうだろうか。チャレンジしてみよう。」という考えになりかなり悩みましたが、理学部物理学科から工学部機械工学科へ大学院入学を境に転部した。*3
しかし最近は工学部の勉強が全く身に入らない。興味が無くなってきている。理系として恥ずかしい意見ではあるが、大学院やそれに伴う勉強に対する素直な感情を書いてみたい。
素直な感情
- 分からないことが多すぎて嫌に勉強が嫌になっている
- 学問を学術的に詳細に理解することが億劫になってきている
- 数学という記述が耐えられない
- 別に自分が研究しなくても誰かがやってくれるから良くないかと思ってしまう
- 学習する意義が分からなくなってきている
- 大学院で研究を継続していくことに覚悟が出来ない
これだけ書くと自分がいかに研究者や理系に向いていないか、どれだけ自分が年相応な考えに達していないか、自分がいかにネガティブな性格の持ち主なのかということが分かった。これらの項目をどのようにポジティブに捉えられるかが今後の勝負だと思っている。自分なりに上記のことについて一つずつ解釈をしてみる。
解釈
- 分からないことが多すぎて嫌に勉強が嫌になっている どこに行っても分からないことは存在する。だから分からない状態に陥り心が沈むことなどはむしろ正常だと考える。
- 学問を学術的に詳細に理解することが億劫になってきている 自分の限界値を感じるのに怖さを感じている。 今まで分かるか分からないかギリギリのところで常にもがいていた。 限界を決めていなかった。 その反動で限界より少し手前で引くようになった。 修士の研究という思考の深淵部まで到達し続けないといけないものに恐怖を感じている。 少し肩の力を抜いて完璧にやらないようにしてみよう。 何でもかんでも完璧にしようと思わないようにしよう。
- Done is better than perfect!!
- 数学という記述が耐えられない 自分が数学に苦手意識を持ちすぎているのかもしれない 数学の出来不出来は恐らく多少は生まれつきのものが関係しているように感じる 数学的な思考を持ち合わせていない子はそれ相応のことしか出来ない でもきっとそれ以外に得意としていることがきっと見つかるし、言い訳になりそうだが、数学人間だけでは世の中回らない。 そういう開き直りもまた大事なのかもしれない。
- 別に自分が研究しなくても誰かがやってくれるから良くないかと思ってしまう 自分のなぜ大学院という研究する場所に来たのか今一度考える必要がある。 なぜ卒業してすぐに就職しなかったのか。 なぜ研究がしたいと思ったのか。 今一度考えてみる。
- 学習する意義が分からなくなってきている 色々な考え方ができると思う。 学習する目的がハッキリしていないうちは中々ツライ。 自分が今とりあえず目の前のすべきことをしているのは何とも言えない感覚になる。 積み上がっていない感覚、何のために自分は作業をしているのかという感覚、なぜ学校に行っているのかという感覚、やる気が出ない感覚、虚しさ、前進していない感覚、時間を無駄にしている感覚、色々な感覚を覚える。 大学に行く意味という大きな枠組みで考え直してみる。 そうすると学習する意義や大学の意義というものは次のようなものだと気がつく。 自分の得意不得意や好き嫌いを見つけるために勉強をしていると考えられる。 自分が将来仕事にしたいと思える事を探す就活前の準備期間を頂いていると考えられる。 自己理解のため、精神鍛錬、人付き合いの仕方を学ぶ、処世術の獲得、人脈の構築など。 それから専門知識の獲得。 今は心からやりたいと思える事が無く、曖昧な気持ちになっている。 仕方ない。 でも前進しないと何も得られない。 やりたいことを見つけるために目の前の勉強をしようと思う。
*1:理学部物理学科でしたが、実験やレポートが頻繁にあり、テストではいかなる理由があろうと再試験や追試験が実施されないという他学科に比べて厳しい学科でした。
*2:今考えると時間を作って積極的に興味のある事の勉強をすればよかったと思っております。ただの言い訳です。流体力学については学部の授業でも理論的なことを学習していたのですが、全く理解できず、流体力学に対してネガティブな感情を抱いていました。
*3:院試に関しては物理学科と機械工学科で学ぶ内容に相違点が多数あり、物理や数学等の共通科目はあるものの、その上に存在する専門科目については異なりました。「私頑張ったんですよ」アピールではありませんが(そう捉えていただいても構いませんが、、、)、特に機械工学科で学ぶ4力学は学部時代に勉強したことが無かったので、院試勉強ではかなり苦労しました。余裕があれば「未経験から工学部機械工学科に入学する方法」というようなタイトルで、実体験を記事にしたいと考えております。
大学院で適応障害になりました。適応障害になった5つの原因と7つの学びをご紹介します。
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私は、2018年4月に都内の国立理系大学院に入学しました。それから2ヶ月経過した頃に学校常駐の精神科医から「適応障害」という診断を受けました。それから大学院を半年間休学(2018年10月~2019年3月)し、2019年4月に復学しました。
適応障害になってから、初めて自分自身と真剣に向き合うようになり、苦しくも充実した1年間(現在2019年6月)でした。今回は適応障害という病気にかかった原因と、病気から学んだことを、シェアさせていただきます。恐縮ですが、同じように大学院の研究生活に苦しんでいる方、もしくは社会に出て適応障害になられた方などの手助けが出来れば幸いです。
簡単な自己紹介記事です。
適応障害になった5つの原因
自分に自信がなかった
私は高校時代からずーっと何に対しても自信が付かず、しかしそれでは社会で生きていけないと思い肩肘を張って生きてきました(中学までは成績が良く、自信に満ち溢れていました。)。そんな生き方がコンプレックスで、色々な挑戦を自信が無いことを理由に諦めていました。本来自信というものは、挑戦して経験から学び初めて自信がつくものですが、当時の私は自信がついてから挑戦しようとしていました(お恥ずかしい話になりますが、当時の私は、生きていれば自信なんてついてくるだろうと考えていました)。その大事な点を見逃していたのです。思考回路が真逆でした。まさに愚の骨頂です。
自信がつかない原因の1つとして、自分を褒める能力が圧倒的に欠けていたことが挙げられると思います。小さな成功体験だけでは満足することが出来ず、極端なことを言うとノーベル賞や数学オリンピック等で受賞しないと自分の人生に意味がない、自信なんて持てないとまで考えていたほどです。
自分がそうなりたいという姿と、現状の姿の乖離が激しくて、どれだけ努力しても自信の持てない日々でした。今でこそ、自信について客観視してブログ記事に出来ていますが、当時の私は精一杯目の前の勉強などに全力投球しているつもりでしたが、何も積み上がっていかない感覚を持ちながら高校生、大学生を過ごしていたように思います。
周りが優秀に見えた
私は、マーチ以上早慶以下の都内の私大から都内国立大学院に進学しました。ある程度は、大学院という厳しい環境、国立大学の学生の優秀さは予想しておりましたが、いざ入学してみると彼らの意識の高さや優秀さ、もくもくと努力ししっかりとした自分の考えを持っている姿に、脱帽しました。いかに自分が低レベルであったかということ身をもって知ることになるのです。そこで私は、ここ(国立大学院)で生きていくためには、自分のペースを守るよりも、彼らのような生き方・考え方をしなくてはならないのだと、これまた思考を停止させたような極端過ぎる思考になり、彼らを崇拝し無理に自分を変えようとしていました。
修士一年生の忙しさに耐えられなかった
どの理系大学院でも同様な傾向にあると思いますが、修士一年生はやるべきことが沢山あり、大変忙しいです。研究室のルールやしきたりに慣れることから始まり、研究テーマを決め、研究活動が本格的にスタートし、同時に週一の研究室の輪講を受け、進捗報告を研究室メンバーの前で行い、単位を取るために授業に出席するなど様々なタスクが存在します。私の場合は、「全てのタスクを全力投球でこなしてやる」という姿勢で臨み、全力投球出来ない現実に耐えられませんでした。自分の完璧主義の性格のせいで現実と理想のギャップを受け止めることが出来ませんでした。完璧主義という性格は精神疾患に陥る原因としては非常に有名であることを病気になってから知りました。
研究活動における「過程」を楽しむことが出来なかった
そんなこんなで研究生活に慣れてきたと思われた矢先にふと感じたことがあります。それは、研究そのものを楽しんでやれていないということでした。まだ研究が始まったばかりということもあったのですが、中々先が見えない不安と今の現状に満足できていない感覚を覚え、研究に集中することが出来ず、いつの間にか研究を義務的な作業と捉えるようになっていました。今思うと時期尚早な思考でだったと思いますが、この頃から自分は研究に適性が無いのではと思うようになりました。
他人の目を気にしすぎる性格だった
大学院に入学した理由は他のブログ記事でも書きましたが、将来は自動車メーカーで自動車開発に従事したいという欲望を満たすためでした。日本の(特にトップの)自動車メーカーは、エンジニアとして、機械、電気、情報などの学問に大学院まで向き合い、専門的知識を有した学生を取ろうと傾向があります。私の場合、大学では物理学を専攻していたのですが、物理は応用は利くものの自動車メーカーが研究開発職としては採用しづらいと言われていました。この学科にいても自分の夢を叶えられないと思った矢先に出した結論は、大学院の機械工学科への転部でした。それからの行動は非常に積極的で素早いもので、大学院入試に向けて、やったことのない4力学(機械力学、材料力学、流体力学、熱力学)と苦手だった(大学)数学、そしてこれまた苦手だったToeic受験に全力を注ぎ、何とか大学院に合格までこぎ着けました。
満を持して大学院に入学したものの現実は甘くありませんでした。やはり4年間工学部で意識の高い仲間と学問に向き合ってきた内部進学者(かなり誇張した表現になっていますが、少なくとも私と同じ研究室のメンバーはこの表現どおりの方々です)と、他校でかつ他分野から入学してきた自分には、知識、経験、意識の差、努力値、自信などに雲泥の差がありました。当時のこの衝撃は凄まじいものでして、自分は全てにおいて内部進学者よりも劣っていると考えるようになりました。大学院に入学して初めて、自分は他人と比較して自分のことを評価する性格なんだと知りました。
しかし言い訳となってしまいますが、他人と比較してしまう性格は、至極当然のような気もするのです。小学生、中学生、高校生では多くの友人が互いにテストの点数や受験の合否で競い合い、そのような客観的評価が自分のアイデンティティを確立していました。大学では競い合うことは少なくなったものの、大学過程を経るのに精一杯だった私は、小中高校生で培った考え方のまま、そして、本当の挫折を知らないで大学時期を過ごしてしまうのでした。
以上が、自己分析の結果として私が大学院で適応障害になった原因となります。診断後、適応障害や抑うつ気分の原因をWebで調べていましたら、自分が病気になりやすい思考パターンをすべて持ち合わせていることを知り、愕然とするとともになんだか納得してしまいました。
続きまして、適応障害を抱えながら生きていく上で、意識していることをまとめていきます。私は適応障害と診断されてから約一年間、精神科医や心理カウンセラーと何度も話し合いを重ね、そして親や旧友や大学時代の友人とも相談してきました。初めて自分と向き合い心のケアをし続けてきました。そこで得た多くの知見をご紹介いたします。
適応障害になってから意識していることや学んだこと
これから紹介する事を顕在意識ではなく潜在意識にはめ込むことができたら、病気の再発防止になるのではないかと思います。私自身、潜在意識にはめ込めむことが出来た項目と顕在意識に留まっている項目がありますが、ご参考になりましたら幸いです。
完璧主義をやめる
何でもなりふり構わず120%の力を出そうとしない
優先順位を決めて取り組み1位のものだけに注力し、それ以外はまぁいいかの精神をもつと良いでしょう。多くのことに手を出しすぎてはいけません。 余裕が出てきたら、少しずつやりたい事からやってみましょう。
なんでも一位を目指そうとしない
どの世界に行っても自分よりスキルが上の人間は必ずいます。自分が精一杯やっていればいいのだと考え、自分のペースを守り自分を見失わないためにも、自分よりスキルが上の人間になんとしても勝とうというマインドは排除すべきだと思います。他人基準で考えるのではなく、自分を基準に据えましょう。
考えすぎない
- 考えても変わらないような事は考え過ぎないようにしましょう
考えても変わらない事とは、
・将来起こるかもしれない自分にとって不利な状況
・過去に起こしてしまった失敗や引きずっているトラウマ
などです。
- 「今」を生きましょう
未来への「配慮」はしてもいいですが、
過度な「心配」はしないことを心がけましょう。
- 失敗してもいいから何でもやってみましょう(まず行動してみることです)
過去の記事になります。
「全てに対して成功しないといけない」という強迫観念は捨てる
- 失敗を恐れないことです(失敗は悪いことではありません)
- 失敗から学ぶことの方が多いし、記憶に残りやすく、その経験をバネにしましょう
- 肩肘を張って無理に成功させようとしないようにしましょう。
失敗を恐れないといってもそれは本能なので難しいと思います。そこで最後に、
- 物事は基本的に、「8割失敗して2割成功する」くらいの感覚を持ちましょう。
この思考を持っていれば、物事が上手く進展しない場面に出会ったとしても、過度に自分を責めて落ち込んだりする機会を少なくすることが出来るのではないでしょうか。
自然体になってみる
- 何でもかんでも計算しようとしないようにしましょう。
直感を信じることも大切です。
- 理性と本能のバランスを大切にし、どちらかに偏らないようにしましょう。
理性ばかり、或いは本能ばかりに行動しているな、思考しているなと感じたら、バランスを意識してみることをオススメします。
- 猫みたいに自然体になってみましょう。
猫などのゆっくり動く動物は個人的にリラックス効果があるように感じます。
- だらしない部分も持っておく(「まあいいか」という言葉を口に出してみる)
- 自分の疲労や精神のピークを知り、やりすぎないようにしましょう。
他人の目を気にしない、他人と比較しない
- 他人の良いところだけを取り入れましょう
言い方は悪いですが、他人を上手に利用しましょう。そして他人のスキルや思考を取り入れるかどうかは自分次第です。
- 自分のライバルは、常に過去の自分であると認識しましょう。
- 自分のペースを知りましょう。そしてそれを第一に守りましょう。
ありのままの自分を受け入れる
- うまくいかないときもあることを認めましょう。
- 適応障害になったことを恥ずかしいとかんがえないようにしましょう。
時間はかかるかもしれませんが、病気になったことは何かしら自分の人生において 意味のある出来事なのだと捉えるとよいです。
少しでも自信をつけるように努力する
自分を褒める
- やったこと、出来たこと、進歩したことを記録しましょう
記録したものを見て「自分はこれだけ進めたんだ」と言い聞かせましょう。
というハッシュタグを付けて、その日にあった良かったこと、ポジティブな出来事などをつぶやくコミュニティがあります。是非参加してみてください。
一応、私のツイートを一部ご紹介します。
・本を購入した
— Akihiro (@Akihiro_O_1995) April 30, 2019
・進路の事を考えた
・amazon prime videoでスパイダーマンを鑑賞することが出来た#みんなdeポジティブ人間化#今日のよかったこと3つ
1,美容院に行った
— Akihiro (@Akihiro_O_1995) April 21, 2019
2,ジムで汗を流した
3,本屋に行った
→充実した日曜日を過ごせた(^^)
#みんなdeポジティブ人間化
・分からないことを分からないと、カッコつけないでありのままの自分を見せることが出来た
— Akihiro (@Akihiro_O_1995) April 18, 2019
・太陽の下で昼ごはんを食べることが出来た
・時間が短い中でタスクをなんとかこなすことが出来た#みんなdeポジティブ人間化#今日のよかったこと3つ
- 自分に定期的に褒美を与えましょう
頑張った日には、自分が好きなことやリラックス出来ることを定期的に行いましょう。
疲労やストレスで自分が潰れないためにも、私も含めて休むことが苦手な人は意識して取り組みたいものです。
成功体験を積む
- 小さな目標を立て、小さな成功体験を積むことに注力しましょう。
- 減点法ではなく加点法の思考を意識しましょう。
自分の人生に責任を持つ
- やらない理由を考える(言い訳)のではなく、どうしたら解決できるかを考えましょう。
- 今ある自分に嫌気が差しても、他人や環境のせいにしないようにしましょう(→思考が停止している証拠です。)
前向きに考える
- 人や物事の良いところを探すようにする(悪いところばかりを探そうとしない)
- 「なんとかなるだろう」と自分に言い聞かせる
- 物事が好調でも過度に思い上がらないこと(調子に乗る癖がある人は注意する)
プライド(過去の成功体験などから発生するもの)を捨てる
- 他人の目を気にするあまり、自分を良く見せようというプライドは要らない
- 肩書を意識しすぎない
- 自分は何でも万能だと思わない
- 自分がどう思われようが気にしない
- シンプルに考える
- 不器用なりに前に進む
- 周りと自分を比較しない
- 恥を捨てる
最後に重要な助言
上述した適応障害の経験から学んだことや意識していること項目を”完璧”にやろうとしない!!!
ということです。
私なりに人生を生きやすくするにはどうすればいいか模索した思考法をいくつかご紹介させて頂きましたが、程々に実行してみましょう。私も含めて、特に完璧主義者の方は、改善しようと考えたことを、”また”、「完璧にやろう」と考えがちです。これは本末転倒で、最悪また振り出しに戻ってしまう(再発)可能性もあると考えております。ご注意ください。
適応障害になってから参考にしている書籍をご紹介!!
主に自己啓発本となります。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
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著者は精神科医の方で、アウトプットすることがどれだけ重要なことかを示した本となります。内容は、勉強や日々の生活の中で実践できる様々なアウトプット法が紹介さてれています。アウトプットの重要性を23歳にもなって初めて気がつかされた非常に印象に残っている一冊です。
- 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2000/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 153回
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『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語
- 作者: スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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常に変わり続ける現代社会を生き抜く上で参考になる言葉が散りばめられていました。強烈に覚えているのが、「もし恐怖が無ければ、何をするだろう?」*1です。心の奥底に眠る根源的な自分の欲求を引き出してくれる言葉でした。
自己啓発の名著です。
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
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「マインドフルネス呼吸法」に関して勉強させて頂きました。寝る前に実践しています。約1年続いています。
「他人の目を気にして活きる行為は自分にとっての幸せを獲得することから遠のく行為である」という事をこの本から学びました。
ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ
- 作者: ロバート・スティーヴン・カプラン,福井久美子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2014/07/10
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自分を知ること(自己分析)が、人生を生きる上でどれほど重要なことかを知るきっかけとなった本です。就活時や転職時、もしくは人生に迷われた時にも有用な本だと思います。 実戦形式の本のため、ドリルのような感覚で取り組みました。
新卒で入社した会社で適応障害を患った経験を持たれている筆者が、適応障害に対する向き合い方や、社会の精神病(又はその患者)への理解に対する問題提議をされているマンガ本です。心理カウンセラーによる適応障害の定義や治療法などが短い文章で解説されています。私も適応障害の当事者の一人ですが、非常にリアリティのあり共感できる部分が多いマンガ本でした。
参考までに、自己啓発本との向き合い方について書いております。よろしければご覧下さい。
最後までお読み頂き有難うございました。
私と同じように、適応障害等の精神疾患を患った経験をお持ちの方や現在患われている方などに向けてこの記事を書かせて頂きました。
ご参考になりましたら幸いです。
*1:人間それぞれ様々な制約を持っており、誰しもが叶えたい夢を持ちそれに努力できるわけではありません。私の解釈では、この本がこの言葉を通して伝えたいことは、「今すぐには実現できそうになくても、心の何処かで自分が根源的・本質的に実現したいことを持ち、制約が取れてチャンスが巡ってきた時にそれに向けて努力することが重要である」と考えました。
適応障害になってから大学院に復学して思うこと。
復学してからの出来事
自分は今年の四月から大学院に復学した。去年の5月末に適応障害(抑うつ気分、不安・緊張、意欲低下などの症状が見られた)になり、半年休学した。結果的に約10ヶ月間休んだためブランクをものすごく感じている。
4月は三週目までなんとか研究室に通ったが、4週目に疲労が蓄積(ガス欠)になりそのままGWに突入した。GWは、ずっと自分の将来のことや研究のこと、今自分は「今やりたい事」が出来ているのだろうか?など色々なことを考えた10日間だった。
GWが明け研究室に復帰しようとしたが、精神的に中々起き上がれずまだ復帰できていない。
今の思い
大学では物理学を専攻し大学院では機械工学を専攻している自分。しかし最近「自分は果たして理系なのか?」という根本的な疑問が湧いてきた。
高校ではどちらかというと理系寄りで、宇宙(観測関連)に漠然とした興味があったため、大学では物理学を勉強した。
大学院では自動車の開発がしたいと思い機械工学(熱流体分野)を勉強している。しかし最近になって気がついたことが2つある。
- 消化不良感がずっとある→どうしても腑に落ちないことが多い。
- 楽しむ時間より苦しむ時間のほうが多い気がする
大学に推薦入学したこともあり、大学受験の勉強(大量の知識のインプットとアウトプット作業)をしなかった。入学してから隣の大学生(一般入試で合格した学生)との差を感じてしまった。その結果、理系学生なのに理系科目に苦手意識とコンプレックスを持ってしまった。圧倒的に不足しているのが自信。だから理系を楽しむことが中々出来ない。勿論楽しいと思えた時期もあったが、「楽しもう」と自分に言い聞かせていた自分がいたように記憶している。
それは「理系」という学問の性質上の問題なのか、自分の理解力や適応力の不足が原因なのか分からない。理系の環境で育ったため、その辺りの意見を文系学生などに聞く機会がほとんど無かった。特別、文系に興味があるわけでもないが自分が完全なる理系人間とも思えなくなってしまった。
この心情、誰か共感してくれる人はいないだろうか?
果たして自分は理系から逃げているだけなのだろうか?
それとも理系の深部に到達していないから生じる気持ちなのだろうか?
はたまたそもそも理系に適正が無いのだろうか?
理系大学院生(研究者の卵)が共通して持つ心情なのだろうか?
色々な感情が湧いてくる。
それからやりたい事と自分の適性に乖離が生じている気もする。今なりたいのはF1エンジニアだが、上記のように理系を楽しめていないから、なれる気がしないし自信がない。F1エンジニアという特殊な職業に就くにはそれなりの人生に対する覚悟が必要になると思う。
F1エンジニアは全世界の優秀な人達から成る専門家集団。人一倍F1に対して好奇心を持ち、それを楽しみ、人生を謳歌している。そんなイメージ。競争の激しいタフな環境に適応する必要がある職業であることは間違いない。
自分の性格、適性、好きな事など色々なことを総合して考える必要がある。
一つの人生の分岐点を迎えている。
アウトプット大全からの学び(2018/12/3)「5分でやる気スイッチオン」
以前、上記の記事の中で、やる気が起こらないときは「とりあえずやってみる」ことを推奨した文章を書きました。今日、いつものようにアウトプット大全を読んでいましたら、著者の樺沢紫苑氏も同じことを書いてらっしゃったので、紹介させていただきます。
今日の学びとしては、「5分頑張ればやる気スイッチがオンされる」です。
著者はこれが脳科学的に証明されていると主張しています。
(僕としては、自分がやってきたことが科学的に証明されていたことに少々驚いています。それと同時に少し嬉しくなりました。)
それでは原理をご説明します。
まず、「とりあえずやってみる」をします。
すると、脳内の「側坐核」という部分の神経細胞が活動し始め、海馬と前頭前野に信号を送り、「やる気」が出て、脳の調子が上がってくるそうです。しかし、注意しないといけない事があります。側坐核の神経細胞はある程度の強さの刺激がこないと活動を始めないという事です。その必要時間が「5分」だそうです。
結論としましては、やる気を出したいときは「まず始める、とりあえずやってみる」しかありません。「やるぞ!」と自分に言い聞かせ、簡単な作業からスタートしてみるといいでしょう。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*本記事の一部は、書籍「アウトプット大全(樺沢紫苑 著)」から引用させて頂いております。
アウトプット大全からの学び(2018/12/2)「続ける」ための極意&最高のアウトプット法「教える」
~今日の学び~
①「続ける」ための極意
これから5つの極意を紹介します。これらは全てドーパミン(モチベーションの源)が分泌しやすくなる方法のようです。何事もまずは「続ける」ことで結果が出やすくなり、次のステージに行けるようになるのではないでしょうか。
それではまとめていきます。
(1)今日やることだけを考えて動く
後先のことを考えすぎると、余計な心配や不安が沸き起こり続けることができなくなります。これは僕も何度も経験があります。後先のことを考えすぎて、他人から見たらしなくてもよい心配をして、防御策ばっかりとっていて、目の前の続けるべき事に集中出来ていない時期もありました。
まずは今日やることだけをリスト化して、それに集中するようにしましょう。
(2)目標を細分化
「ちょい難」程度の課題を自分に課すことでドーパミンが最も分泌しやすくなるそうです。よってモチベーションが上がるそうです。大きな目標を立てたら、それにつながる小さな目標を立てそれに集中するようにしましょう。
(3)結果を記録し進捗をチェック
常に自分の立ち位置を確認します。それで少しでも進歩が目に見えると、それがモチベーション向上につながるそうです。
(4)結果が出たらご褒美を必ず与える
ご褒美を与えることでドーパミンが分泌しやすくなるそうです。
(5)楽しみながら実行する
「楽しくない」、「辛い」、「苦しい」と思えば思うほど、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されて、意欲が低下し、行動をやめさせようとするそうです。これは病気にも繋がります(実は自分も目の前のことを「辛い」、「楽しくない」と思いすぎてしまって「抑うつ」になった経験があります。)。一方で、趣味などは平気で何時間も何日も続けられると思います。それはまさに「楽しい」からです。それを無意識に感じているのです。このように、「楽しさを発見する」ことは長く続けることの方法の一つになると著者は語っています。
それでは楽しさを発見するにはどうすればよいのでしょうか?ここからは個人的な見解を示します。
楽しさを発見するには、基本的には(1)~(4)を実践すればいいのかなと思います。それにより自然に楽しさが分かってくるのでないでしょうか。ちなみに僕自信が勉強の楽しさを感じる瞬間は、
・自分で定めた目標が達成できた時(これが一番です。頑張って良かったなと思います。)
・勉強を続けていく上でその科目の本質や奥深さを感じ、知らなかった世界が見えた時
・こうなっていればいいなと目標の先にある自分の姿を想像し、それに少しでも近づいたなと感じた時(少しの成長を感じた時)
・自分が持っていたある知識が他の書籍やネットに多用されていることを発見した時
などです。
以上をまとめると、今日やることだけを考えて、目標を細分化したらそれを行動に移し、行動しながら結果を記録して、進捗をチェックし、結果が出たらご褒美を与える。
こんな感じです。
勉強を楽しくやる方法についてはこちらの著者の本でも紹介されていました。
②教えることの重要性
著者は「教える」ことは最強のアウトプット術だと断言しています。
自分の塾講師のアルバイト(高校数学・物理を教えていました)をしていたとき、それを強く実感しました。
ここからは自分のアルバイト経験も含めたお話を少しだけさせていただきます。
教えることで、相手から何かしらの反応を貰います。それは感謝の言葉もありましたし、もっとこうして欲しかったという要望もありました。その結果、もっと分かりやすい授業をしようと色々工夫します。工夫の仕方は色々ありますが(板書の仕方を変えたり、生徒のこと(学校や模試の成績、性格やペース)をよく調べ上げたりしました)、
その中でも重要なのは、自分が教える内容の本質を理解しているかどうかだと思います。そこで一から高校数学の勉強もしました。結果的に現役の時よりも高校数学をより深く考えられるようになりました。
このように教えることで何かしらのフィードバックを受け、弱点を補強しようと更にインプットします。
まさに、「教える」ことはアウトプットの基本法則:「インプット→アウトプット→フィードバック→インプット→、、、」の構図が成り立っていると言えそうです。
ここで著者は面白い結果を紹介していました。
図は上記のリンクから引用させていただきました。
これはアメリカ国立訓練研究所の研究によって導き出された、学習定着率を示す「ラーニング・ピラミッド」というものです。これによると、「他の人に教える」ことが最も学習定着率が高いという結果が出ているそうです(信憑性についてはご自身で調べてください。ラーニング・ピラミッドには幾つか議論があるようです。)。
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
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*本ブログ記事は、「アウトプット大全(樺沢紫苑 著)」から一部を引用させて頂いております。
アウトプット大全からの学び(12/1) 「ひらめき」の科学と「目標設定」のやり方
~今日の学び~
①最高のひらめきが欲しいとき4つのプロセスを踏む
「準備」→「孵化」→「ひらめき」→「検証」
最高のひらめきを得るための方法があるそうです。これは脳科学的にも証明されているそうです。学生(または社会人)の研究(仕事)や会社に入って何かを初めて創り出すときなどに有効だと思います。覚えていて決して損は無いでしょう。
第一段階:問題と格闘する。「準備」
とにかく沢山本を読んだり、チームで議論・討論をしたりと、今直面している問題や課題と徹底的に格闘します。
第二段階:問題を脇に置いておく。「孵化」
徹底的に問題と格闘したら、その問題をしばらく(数時間か数日間か)放置します。
第三段階:アハ体験。「ひらめき」
ひらめきが発生します(発生する可能性が高くなります)。
第四段階:ひらめきが正しいかアウトプットする。「検証」
その「ひらめき」が正しいものなのか理論的、実践的に検証します。つまりアウトプットして何らかの反応を貰い、フィードバックします。
この4つのプロセスの中で、今回は第二段階の「孵化」に着目してみます。
問題を脇に置いておく、つまり、「ぼーっとすること」です。一見ひらめきと関係なさそうですが、実はここに脳科学が隠されているそうです。
特になんの作業もしていない「ぼーっとした状態」「ぼんやりした状態」のとき、脳内では「デフォルトモード・ネットワーク(DMN)」が活発に稼働しているのです。DMNは脳のスタンバイ状態だそうです。具体的には、これから自分の身に起こりえることをシミュレーションしたり、今の自分が置かれている状況を分析したり、過去の経験や記憶を整理・統合したりしているそうです。
このように「ぼーっとすること」は、ひらめきには欠かせない行動であることが脳科学が証明しているそうです。意識的にぼーっと何も考えない時間をとってみようと思います。
②目標を設定するときは「具体的に実現する目標」を立てることが大事。
僕は、いつも目標設定に期限を決めなかったり、高すぎる目標を立てていたりしていました。自分の目標設定の仕方に疑問や不安がありました。そこで本書を読み実践していこうと考えています。目標設定は「勉強」、「趣味」、「研究」など色々な場面で必要になってくると思います。
本書で紹介されていた「実現する目標の立て方」について、自分が実践していなかった内容をご紹介したいと思います。
(1)難易度を「ちょい難」に設定する
目標達成のために必要なのは「モチベーション」です。誰でもそれくらいは知っていると思います。しかしこのモチベーションをコントロールするのが難しいのです。誰でも上がったり下がったりした経験はあるでしょう。そこで本書では、脳科学的に「高すぎる目標」では、モチベーションの源であるドーパミンが出ないと主張しています。ドーパミンは、簡単すぎず難しすぎない、言い換えると、一生懸命頑張ればなんとか実現できそうな目標を設定したときに最も分泌されるそうです。これは覚えていて決して損は無いなと思いました。
(2)期限をつける
時間制限を設定し、意識的に精神的プレッシャーをかけると「ノルアドレナリン」という集中力を高める物質が分泌されるそうです。
(3)多段階に目標を設定する
大きな目標を書いたら、それを実現するための小さな目標を書くといいそうです。具体的には、半年で達成したい目標があったとすると、それを実現するために一ヶ月で成し遂げるべき事項を目標とします。また、それを実現するために次は一週間で成し遂げるべき事項を目標とします。またまた、それを実現するために次は1日で成し遂げるべき事項を目標とします。このように目標のための目標を書くといいそうです。確かに具体性がより増して、自分がその時その時にするべき行動がはっきりしそうですよね。
引用元:「アウトプット大全」(樺沢紫苑 著)
今日の学び:
— Seb (@pm3nlhs) December 1, 2018
①最高のひらめきが欲しいときは、「準備」→「孵化」→「ひらめき」→「検証」の4つのプロセスを踏むことが大事。
②目標を設定するときは「具体的に実現する目標」を立てることが大事。
詳細はhttps://t.co/HhOOhBLdvd
引用元:#アウトプット大全 「樺沢紫苑 著」
アウトプット大全からの学び(11/30) 「長期記憶に変える方法」、「書くことの重要性」、「脳の処理能力」についてまとめてみた
~今日の学び~
①二週間で三回以上使った情報は長期記憶される 。
原理:脳に入力された情報は、「海馬」に仮保存される。その期間は2~4週間。この仮保存中にその情報が何度も使われることで、脳はその情報を「重要な情報」と判断し、「側頭葉」の長期記憶に移動する。一度側頭葉に記憶されると忘れづらくなる。長期記憶のためには、情報の入力から二週間以内に三回以上のアウトプットが目安になるらしい。
②書く(手の運動=アウトプット)ことでRASが刺激され、注意がそこに集まり、脳が活性化する。
原理:書くことは「手の運動」で、それによってRAS(脳幹網様体賦活系)が刺激を受ける。刺激を受けると、大脳皮質全体に「目覚めよ!注意せよ!細かいところまで見逃すな!」という信号が送られる。脳はその対象物に対して集中力を高め、積極的に情報を収集し始める。
③脳は同時に3つのことしか処理できない。
原理:頭の中にある情報を全て「書き出す」ことを樺沢氏は「脳の棚卸し」と呼んでいる。自分の脳を100%のパフォーマンスで効率的に使うためには「脳の棚卸し」が大切らしい。「脳の棚卸し」は別名「脳の空き容量を増やす」ことである。脳が考え事でいっぱいいっぱいになってしまったら、物事を脳で効率的に処理することができない。パソコンで言うところのメモリが不足している状態なのだ。その状況を変えるには、脳の空き容量を増やしてやればいいのだ。そのために考えていることを書き出してあげることが有効なのである。
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