アキヒロの日誌

理系大学院生の戦闘記録

現役F1エンジニア「神野研一さん」の講演会に行ってきた話

f:id:programingchance:20190815181036j:plain

神野さんが所属しているRacing Point F1 Teamの2019年マシン

 

 8月10日の土曜日に神野研一さんの講演会に参加して来ました。イベントの詳細はLive Talk! port F Vol.2をご参照ください。そこで感じたことや考えたことをシェアさせていただきます

 

 登壇者

 今回は、自動車エンジニアとして現役F1エンジニアの神野研一さん(@KenichiKonoF1)と、ムーンクラフト株式会社で主に自動車の空力開発に携われている神瀬 太亮さん(@MC_Shinse)がご登壇され、また、モータースポーツの広報活動をされている杉山 愛奈さん(@nico__mana)がご登壇されました。

 

参加した目的

 この講演会に参加した動機が2つあります。1つ目は、レースを仕事にしている方々が普段何を考えて仕事に取り組んでいるのか、レース車両をどのように開発されているのかなど、趣味感覚でエンジニアの方の普段の心情と開発現場のお話が聞きたいという動機がありました。2つ目は、現在自分自身が理系の大学院を継続させようか中退しようか非常に悩んでおりまして、何かヒントが得られればなという気持ちがありました。2つ目に関しては、実は以前6月初旬くらいに神野さんとツイッターで直接お話をさせて頂いたことがありまして、是非このイベントで神野さんに直接その時のお礼がしたいと思っていました。ツイッターでは、「自動車エンジニアを目指す学生の中には、大学でのアカデミックな勉強や研究と実際自分がしたいと想像する理想的な仕事との間にギャップが存在し、それを過敏に感じ取ってしまい苦しむ学生が一定数いるというお話」をして頂いたり、「大学生として身につける力」などを教えて頂きました。 

 

気づきや感想
  • 現役F1エンジニアとして活躍されている方の生の話は非常に貴重なものでした。
  • 将来のF1について心配されていないか質問を受けた神野さんは、自身の将来のことやF1の未来のことはそれほど心配されていないようでした。
  • 様々なお話を聞いて感じたことは、神野さんは非常にポジティブに思慮深く物事を考える方という印象を受けました。
  • F1エンジニアになるためには、イギリスの大学に進学しそこで1年間どこかのF1チームでインターンシップを経験し、それからF1チームに就職することが一番確度の高いルートだそうです。それは文化的距離や心理的距離、物理的距離がF1の本場であるイギリスに近いほど、エンジニアとして働ける可能性が高くなるという意味だそうです。

 

 そして講演後に神野さんに数分だけ直接お話する時間を頂きました。理系大学生として自信を失い、大学院を辞めようか考えている自分に対して次のようなことをアドバイスして頂きました。

「自動車エンジニア以外にも働き方は色々あるから、今はこれと決めないでゆっくり色々な業種や職種を調べて知ることが大事ですよ。それから大事なことは人生を楽しむことだよ。」

このお言葉を頂いてから少し心が軽くなった気がしました。自分は基本的に、人生は苦しみの連続だと悲観的な考えて持っており、苦しみの中にあるはずの楽しさを見ようとする努力を怠ってことに気が付きました。そして最近は少し焦っていたことにも気が付きました。もう少し腰を据えて将来の進路、特に最初の就職先を考えていきたいですし、「理系人間たるものこの道に進まないといけないんだ」といった自分の可能性を狭めるような極端な考え方はしないよう意識したいと思いました。自分の認知の歪みのような極端な考え方は極力抑え、可能性を広げるためにも柔軟に物事を捉え考えたいと思いますし、まずは目の前のことから淡々と地道に励みたいと心に誓いました。

 

 半分趣味、半分キャリア相談として参加させて頂いた今回のportF様のイベントでしたが、専門的なことや開発現場のリアルなお話、F1の経済的なお話、そして何よりも神野さんに直接アドバイスを頂いたことは大変貴重な体験でした。

 

 

 portF様、神野さん、神瀬さん、杉山さん、そして関係各所の皆様。今回は大変勉強になるイベントを開催して頂き、ありがとうございました。