アキヒロの日誌

新社会人一年目の記録

今まで勉強したいと思っていたことと、現在の自分の心理状態についてお話します。

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Alexas_FotosによるPixabayからの画像

 

 熱や流体について理学部のように基礎理論を学ぶというよりは工学部の立場でそれらの学問の実践的な使い方を学びたいと思い大学院に入学した。そのきっかけを作ってくらたのはF1だった。「ダウンフォース」という言葉や「エンジンオーバーヒート」という言葉が実況者から頻繁に聞こえてきた。なんとなく興味を持っていたが、大学の勉強がかなり忙しく*1、それをプライベートで学習する余裕が無かった。*2

 同時に一般の自動車にも興味を抱いていた。そして大学3年冬の頃に「今の理学部ではF1や自動車のことを作り手の視点から深く理解できない。今興味のあることは物理よりもより実践的な工学だ。ならば大学院入学を境に工学部に転身してみてはどうだろうか。チャレンジしてみよう。」という考えになりかなり悩みましたが、理学部物理学科から工学部機械工学科へ大学院入学を境に転部した。*3

 

 しかし最近は工学部の勉強が全く身に入らない。興味が無くなってきている。理系として恥ずかしい意見ではあるが、大学院やそれに伴う勉強に対する素直な感情を書いてみたい。

 

素直な感情

  • 分からないことが多すぎて嫌に勉強が嫌になっている
  • 学問を学術的に詳細に理解することが億劫になってきている
  • 数学という記述が耐えられない
  • 別に自分が研究しなくても誰かがやってくれるから良くないかと思ってしまう
  • 学習する意義が分からなくなってきている
  • 大学院で研究を継続していくことに覚悟が出来ない

これだけ書くと自分がいかに研究者や理系に向いていないか、どれだけ自分が年相応な考えに達していないか、自分がいかにネガティブな性格の持ち主なのかということが分かった。これらの項目をどのようにポジティブに捉えられるかが今後の勝負だと思っている。自分なりに上記のことについて一つずつ解釈をしてみる。

 

解釈

  • 分からないことが多すぎて嫌に勉強が嫌になっている
  • どこに行っても分からないことは存在する。だから分からない状態に陥り心が沈むことなどはむしろ正常だと考える。
  • 学問を学術的に詳細に理解することが億劫になってきている
  • 自分の限界値を感じるのに怖さを感じている。 今まで分かるか分からないかギリギリのところで常にもがいていた。 限界を決めていなかった。 その反動で限界より少し手前で引くようになった。 修士の研究という思考の深淵部まで到達し続けないといけないものに恐怖を感じている。 少し肩の力を抜いて完璧にやらないようにしてみよう。 何でもかんでも完璧にしようと思わないようにしよう。
    Done is better than perfect!!
  • 数学という記述が耐えられない
  • 自分が数学に苦手意識を持ちすぎているのかもしれない 数学の出来不出来は恐らく多少は生まれつきのものが関係しているように感じる 数学的な思考を持ち合わせていない子はそれ相応のことしか出来ない でもきっとそれ以外に得意としていることがきっと見つかるし、言い訳になりそうだが、数学人間だけでは世の中回らない。 そういう開き直りもまた大事なのかもしれない。
  • 別に自分が研究しなくても誰かがやってくれるから良くないかと思ってしまう
  • 自分のなぜ大学院という研究する場所に来たのか今一度考える必要がある。 なぜ卒業してすぐに就職しなかったのか。 なぜ研究がしたいと思ったのか。 今一度考えてみる。
  • 学習する意義が分からなくなってきている
  • 色々な考え方ができると思う。 学習する目的がハッキリしていないうちは中々ツライ。 自分が今とりあえず目の前のすべきことをしているのは何とも言えない感覚になる。 積み上がっていない感覚、何のために自分は作業をしているのかという感覚、なぜ学校に行っているのかという感覚、やる気が出ない感覚、虚しさ、前進していない感覚、時間を無駄にしている感覚、色々な感覚を覚える。 大学に行く意味という大きな枠組みで考え直してみる。 そうすると学習する意義や大学の意義というものは次のようなものだと気がつく。 自分の得意不得意や好き嫌いを見つけるために勉強をしていると考えられる。 自分が将来仕事にしたいと思える事を探す就活前の準備期間を頂いていると考えられる。 自己理解のため、精神鍛錬、人付き合いの仕方を学ぶ、処世術の獲得、人脈の構築など。 それから専門知識の獲得。 今は心からやりたいと思える事が無く、曖昧な気持ちになっている。 仕方ない。 でも前進しないと何も得られない。 やりたいことを見つけるために目の前の勉強をしようと思う。

*1:理学部物理学科でしたが、実験やレポートが頻繁にあり、テストではいかなる理由があろうと再試験や追試験が実施されないという他学科に比べて厳しい学科でした。

*2:今考えると時間を作って積極的に興味のある事の勉強をすればよかったと思っております。ただの言い訳です。流体力学については学部の授業でも理論的なことを学習していたのですが、全く理解できず、流体力学に対してネガティブな感情を抱いていました。

*3:院試に関しては物理学科と機械工学科で学ぶ内容に相違点が多数あり、物理や数学等の共通科目はあるものの、その上に存在する専門科目については異なりました。「私頑張ったんですよ」アピールではありませんが(そう捉えていただいても構いませんが、、、)、特に機械工学科で学ぶ4力学は学部時代に勉強したことが無かったので、院試勉強ではかなり苦労しました。余裕があれば「未経験から工学部機械工学科に入学する方法」というようなタイトルで、実体験を記事にしたいと考えております。