アウトプット大全からの学び(2018/12/2)「続ける」ための極意&最高のアウトプット法「教える」
~今日の学び~
①「続ける」ための極意
これから5つの極意を紹介します。これらは全てドーパミン(モチベーションの源)が分泌しやすくなる方法のようです。何事もまずは「続ける」ことで結果が出やすくなり、次のステージに行けるようになるのではないでしょうか。
それではまとめていきます。
(1)今日やることだけを考えて動く
後先のことを考えすぎると、余計な心配や不安が沸き起こり続けることができなくなります。これは僕も何度も経験があります。後先のことを考えすぎて、他人から見たらしなくてもよい心配をして、防御策ばっかりとっていて、目の前の続けるべき事に集中出来ていない時期もありました。
まずは今日やることだけをリスト化して、それに集中するようにしましょう。
(2)目標を細分化
「ちょい難」程度の課題を自分に課すことでドーパミンが最も分泌しやすくなるそうです。よってモチベーションが上がるそうです。大きな目標を立てたら、それにつながる小さな目標を立てそれに集中するようにしましょう。
(3)結果を記録し進捗をチェック
常に自分の立ち位置を確認します。それで少しでも進歩が目に見えると、それがモチベーション向上につながるそうです。
(4)結果が出たらご褒美を必ず与える
ご褒美を与えることでドーパミンが分泌しやすくなるそうです。
(5)楽しみながら実行する
「楽しくない」、「辛い」、「苦しい」と思えば思うほど、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌されて、意欲が低下し、行動をやめさせようとするそうです。これは病気にも繋がります(実は自分も目の前のことを「辛い」、「楽しくない」と思いすぎてしまって「抑うつ」になった経験があります。)。一方で、趣味などは平気で何時間も何日も続けられると思います。それはまさに「楽しい」からです。それを無意識に感じているのです。このように、「楽しさを発見する」ことは長く続けることの方法の一つになると著者は語っています。
それでは楽しさを発見するにはどうすればよいのでしょうか?ここからは個人的な見解を示します。
楽しさを発見するには、基本的には(1)~(4)を実践すればいいのかなと思います。それにより自然に楽しさが分かってくるのでないでしょうか。ちなみに僕自信が勉強の楽しさを感じる瞬間は、
・自分で定めた目標が達成できた時(これが一番です。頑張って良かったなと思います。)
・勉強を続けていく上でその科目の本質や奥深さを感じ、知らなかった世界が見えた時
・こうなっていればいいなと目標の先にある自分の姿を想像し、それに少しでも近づいたなと感じた時(少しの成長を感じた時)
・自分が持っていたある知識が他の書籍やネットに多用されていることを発見した時
などです。
以上をまとめると、今日やることだけを考えて、目標を細分化したらそれを行動に移し、行動しながら結果を記録して、進捗をチェックし、結果が出たらご褒美を与える。
こんな感じです。
勉強を楽しくやる方法についてはこちらの著者の本でも紹介されていました。
②教えることの重要性
著者は「教える」ことは最強のアウトプット術だと断言しています。
自分の塾講師のアルバイト(高校数学・物理を教えていました)をしていたとき、それを強く実感しました。
ここからは自分のアルバイト経験も含めたお話を少しだけさせていただきます。
教えることで、相手から何かしらの反応を貰います。それは感謝の言葉もありましたし、もっとこうして欲しかったという要望もありました。その結果、もっと分かりやすい授業をしようと色々工夫します。工夫の仕方は色々ありますが(板書の仕方を変えたり、生徒のこと(学校や模試の成績、性格やペース)をよく調べ上げたりしました)、
その中でも重要なのは、自分が教える内容の本質を理解しているかどうかだと思います。そこで一から高校数学の勉強もしました。結果的に現役の時よりも高校数学をより深く考えられるようになりました。
このように教えることで何かしらのフィードバックを受け、弱点を補強しようと更にインプットします。
まさに、「教える」ことはアウトプットの基本法則:「インプット→アウトプット→フィードバック→インプット→、、、」の構図が成り立っていると言えそうです。
ここで著者は面白い結果を紹介していました。
図は上記のリンクから引用させていただきました。
これはアメリカ国立訓練研究所の研究によって導き出された、学習定着率を示す「ラーニング・ピラミッド」というものです。これによると、「他の人に教える」ことが最も学習定着率が高いという結果が出ているそうです(信憑性についてはご自身で調べてください。ラーニング・ピラミッドには幾つか議論があるようです。)。
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*本ブログ記事は、「アウトプット大全(樺沢紫苑 著)」から一部を引用させて頂いております。